ぼんさいメモ

読書と英語学習、そのほかいろいろ

同じ言葉に何度も出合う

本を読み終えたあと、付箋を貼ったところ(全部)を Evernote に転記し、さらに EDiT の「読書ノート」にその中からよりすぐった言葉を書いています。そこそこ面倒な作業なのでどうにか省力化できないものかと考えるのですが、書きながら考えごとをしたり、以前読んだ本のことを思い出したりなど、本の内容を振り返るのにちょうどいいので、なかなか変えられずにいます。

 

今日は少し時間があったので、たまっていた転記を進めていました(積ん読の山だけじゃなく、転記の本の山もあるのです)。そうしたら、まったく別のジャンルの本から、ほぼ同じ内容の言葉にふせんを貼っていたんです。ひとつはビジネス書から、もうひとつは小説家のエッセイから。

 

その言葉というのは「よくわからなくても、半信半疑でも、行動することで、今の自分には見えていない世界が見えてくる」といった内容です。考えてみれば、毎日アウトプットしようと思ったきっかけとなった、坂口恭平さんの『自分の薬をつくる』も、これに近いことを繰り返しおっしゃっていたような気がします。よくわからなくても、半信半疑でも、なんでもいいから一歩踏み出せというタイミング、私にきてるんでしょうか……(どきどき)。

 

ちなみに、今日転記していた本は以下の2冊です。

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『「顧客消滅」時代のマーケティング』(小阪裕司著)

久しぶりに会社に出社して、能面のような表情になりつつ会議に参加したあとに立ち寄った本屋さんで買ったものです。企業がヘビーユーザーの方をゲストに招いてインスタライブをするのは、コロナ禍でも売上を確保するためなんだろうなぁ、と思っていたのですが、それ以外にも理由があるのか、という発見がありました。ちなみに、あまりにも大量に付箋を貼ってしまったおかげで、Evernote への入力が1日で終わりませんでした(史上初)。

 

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『ワンさぶ子の怠惰な冒険』(宮下奈都著)

宮下奈都さんのご家族と白くてかわいい柴犬の日々を綴ったエッセイです。先日、ふらりと寄った本屋さんで偶然この本が出ていることを知りました。数年前、実家近くの本屋さんで前作(『神さまたちの遊ぶ庭』。北海道のトムラウシに家族で山村留学したときの記録)を楽しく読んだので、この本もきっと楽しいはず! と思って。最初から「こ、これは電車の中で読んだらあかんやつ……!」と思うほど大笑いしました。前作でも感じたことですが、宮下さんのご家族が発する言葉がとても斬新で、とても素敵な感性をお持ちなのだなぁと思っています。