変わるまで待つ
頭の中がTOEICでいっぱいになっているせいか、ブログを書くことがままならないという、なんともかんともな感じになっています。正直にいうと、自分でもびっくりしています。とはいえ、朝から晩まで音声聞いてますとか、夢の中でも問題を解いていますとか、そういうことはないけれど。
ここ数日思うのは、「やる気になったら動く」ではなくて、「動き始めたらやる気が出てきた」って本当なんだなぁ、ということです。
5月のTOEICを受けるぞー! と思って勉強を始めたものの、最初の頃はあまり気が進まず、参考書に書かれているアドバイスをただなぞるだけでした。とにかく言われたことを消化すればいいや、という感じです。
でも、勉強を続けていくと少しずつ自分の弱いところが見えてきます。そうすると、これをどうしたら乗り越えられるかなぁと考え始めて、やがて基本を守りつつ、自分の特性に合わせた学習するように変わってきます。
やる気がないときも、とりあえず問題解いてみるかー、というぐらいの軽い気持ちで解き始めると、気づいたら何問も解いているし、もう少し続けてみようかという気持ちに変わっています。
最初は形だけでもいいから始めて、学ぶ姿勢が変わるときまで続けると、意外と続くのかもしれません(学ぶ姿勢が変わるタイミングは個人差があると思います)。続けるのが難しい場合は、学習管理アプリ(Stydyplus など)で1週間ごとに目標を立て、それをクリアーすることだけに集中するとか。最初はハードルを低くして、1週間ごとに1時間ずつ増やしていけば、ゲーム感覚で続けられるかも、と思います。
3回目の緊急事態宣言で落ち着かない日々が続いていますが、5月のTOEIC受験で頭がいっぱいになっているおかげで、わりと心穏やかに過ごしています。5月に受験できるのかは……、ひとまず考えないことにします。
観察すること
「模様だけでもイラストは描ける」と教えていただいてから、小さなクロッキー帳に模様を描いていたのですが、「なんか違う」とすっきりしない感じが続いていました。それで、なんとなく机の上にあったものを描いてみたのですが、思っていた以上に面白かったので、3日前ぐらいからは目についたものを描くようにしています。
アノニマス消しゴムというのは、土橋正さんがインスタライブで紹介していたものです。普通の消しゴムに無地のマスキングテープを巻いて、消しゴムの個性(あの会社の◯◯消しゴム)をなくしてしまうものです。余計な文字を視界に入れないことで、仕事に集中しやすい環境を作っている、というお話だったような気がします。
実は、そこまでしなくてもいいんじゃないかと思っていたのですが、一時期、消しゴムカバーの文字が気になって仕方がなかったことがあったときに思い出し、見よう見まねで作ってみたのです。そうしたら、確かに消しゴムの自己主張(?)がなくなって気にならなくなりました。消しゴムの存在自体が消えてしまうわけではないので、「消しゴムどこ〜」と探すこともありません。
消しゴムを描いたのは朝、写真は今なので、ちょっと違っていますが。
よく観察すると、消しゴムの汚れや形、巻いたテープのしわ、段差など、使っているとき/作ったときには気づかなかったことに気づきます。「気づく」ことがとても楽しいのだと思います。
けさも描いているのですが、慌てていたせいか、ちょっと雑な感じになってしまいました。観察して何かを描くとき、自分の心象も映し出されるのだなぁと、それはそれで気づきになってとても面白かったです。
どうして模様はだめで物体を描くことはだめじゃなかったんだろう……と考えているうちに、もともと観察するくせがあるからだと気づきました。観察するくせが一番発揮されるのは仕事のときで、相手の言動やメールの文面などを見て、これまでどうだったかなぁと思い出しながら仮説を立ててみる、というのを自然とやっています。
あと、仕事以外の場ですけど、私自身はまったく冷静ではなく、脳内でも慌てふためいているのに、周囲にはそう見えないことがたまにあるのですが、これもたぶん観察して仮説を立てるくせの賜物かもしれません。これはこれで役立つこともあるのでありがたい反面、もう少し周囲にアピールしやすい、わかりやすい特技が欲しかったなぁ……。
こんなことを考えながら、ふと思い出した本がこちら。
ドラッカーといえば『マネジメント』だと思うのですが、私のなかでは『傍観者の時代』、ドラッカーの自伝と言われている本です。
この本を読んだのは10年以上前なのですが、本書の冒頭でドラッカー自身が「自分は傍観者だ」と気づくエピソードだけは今も覚えています。それは、私もあまり熱狂の渦に没入できず、その場にいるけど心は少し違う場所にあってその場を眺めていることが多いからだと思います。それはそれでいいかと思う反面、「推し」に夢中になっている人がうらやましかったりもします。
割引クーポンをいただいて買った本
買わないはずだったけれども、1,500円引きクーポンをいただいたら買わないわけには……というわけで購入しました(翔泳社の本を買ったときに会員登録したおかげ)。
あれこれ作るわりに代わりばえしないのと、週2回の買い物でやりくりするコツをつかめそうだったので購入しました。まずは型を身に付けてから応用したいです。
別に管理職でもなければこの先なることもなく、ましてソフトウェア開発をしているわけでもないのですが、やけに気になる本でして。必要ないよなぁ、と思っていたら、知り合いがおすすめ本として紹介していた上に、クーポンをいただいたので、これは購入しなさいということかなぁ、と思って買っておきました。せっかくなので、少しずつ読んでみようと思っています。
翔泳社のオンラインショップに登録し、メルマガを受信すると「10%オフ」クーポンが頻繁に届きます。梱包もとても丁寧で、配送もスムーズだったので、翔泳社の本はオンラインショップで買うことにしました。ショップを見ると「この本も翔泳社だったのか!」と思うものもあったので(たとえば『イノベーションのジレンマ』)、掘り出し物が意外とありそうな気がしています。
久しぶりに手に取った本のこと
久しぶりに内田樹先生の『ひとりでは生きられないのも芸のうち』を手に取りました。
本書が出たのはずいぶん前ですけど、内田先生のお話ってぶれないなぁとしみじみ思います。というより、昔の話とは思えないことばかりで、予想通りに世の中が動いていることに暗い気持ちになります。だからこそ、安易にラクな道に逃げたり、耳に心地よい話だけを聞いて安心したりせずに、自分はどうするかを考え続けなければいけないと思います。
内田先生の本、どれを読んでもほぼ主張が一貫しているので、あまり読まなくてもいいかとつい思ってしまい、最近の本をほとんど買っていない(買ったのは岩田健太郎先生との共著『コロナと生きる』だけ)のですが、折を見てちょっとずつ最近のものを読もうかな、と思っています。
たまに見る mizutamaさんのインスタライブで「絵が描けなくても、丸や三角、四角で模様を書くのもいい」と言っていたので、久しぶりに小さいクロッキーに何枚か描いてみました。
見たのは iPad をどんなふうに使っているかの紹介だったのですが、「iPad を買ったらうまくなるわけじゃなくて、買ったあとたくさん練習したらうまくなる」という言葉に、そりゃそうだと思いつつ、でも、なかなかできないのよね……と反省しました。なんであれ、ちょっとずつでも続けないと上達しないですよね、やっぱり。
mizutamaさんのインスタライブ、買ったものの開封ライブは苦手なのですが(あまりにたくさんの商品が出てくるので酔ってしまうのです)、使っている道具の話を聞くのは好きです。iPad でお絵描きも楽しそうですけど、まずは手元にあるクロッキーとペンで書くことを楽しもうと思います。
本しか興味がないらしい
昨日は所用があり、有給をとっていました。用事が終わってお店を少し見てまわったのですが、購買意欲が沸いたのが本だけという、いいのか悪いのかよくわからない感じになり、本がほんとうに好きなんだなと再認識した次第です。
あ、でも、買わなかったです。しばらくはがまん、がまん。なので、読みたい本をメモして帰りました。スマホの写真フォルダにも読みたい本のスクショがたまっているので、それはそれで恐ろしいなぁと思います。頑張って家で積まれている本を読まなくては。
好みの色だったのでついつい買ってしまったシャーペンたち。0.7mm と 0.9mm は勉強用に、0.5mm は仕事で使っています。芯の太さ以外、形は全部同じですが、P207 と P209 は逆輸入品、DELFONICS と書かれているのは DELFONICS とSmith のみで販売されているものです。軸が細いシャーペンは疲れるんじゃないかと思って敬遠していましたが、これは大丈夫でした。
去年は(たぶん)ステイホームのストレスで文具を勢いで買うことが多かったのですが、あまり使う機会がなかったり、よくよく考えたら好みじゃなかったりで反省しきりだったので、いまはじっくり考えてから購入しています。このシャーペンも、買うまでに1カ月くらいかけています。せっかく購入したものだから、できるだけ使って、もののいのちをいかしたいと思っています。
頭がいっぱい
この数週間は5月に受けるTOEICのことで頭がいっぱいになっているせいか、じっくり考えないまま書いています。テストが終わるまではこんな感じかもしれません。
今は公式問題集をもくもくと解いているのですが、勘がいいのか、運がいいのか、割と正解することが多いです。でも、そんなに英語を聞き取れた実感が持てないので油断禁物やぞ……と自分に言い聞かせています。
ずっと前から、英語を見聞きするとなんとなく膜がはっているような感じがしています。言ってることはだいたいわかるんだけど、脳みそがすっきりと、クリアーに理解できているわけではない、というか。その膜が取れたら「英語がわかるようになった!」という実感がもてるんだろうと思って頑張ってみるものの、なかなか膜をはがせなくてあきらめる、というのを数年続けています。
ノンフィクションの洋書をもりもり読めるようになりたくて英語に立ち向かうのですが、なかなかできず、英語を使う職業についているわけではないし、そもそも日本語の本を読むだけで精一杯なのだから、もうあきらめていいんじゃないかと思うものの、やっぱりどこかあきらめきれないようです。5月のテストまでに膜がはがれるかわからないけれど、もう少し頑張ってみようと思います。
そうそう、今日は『まどをあける』という小冊子を注文しました。
去年刊行された創刊号(配布は終了しているそうです)がとてもよかったので、2号も楽しみにしています。特に、今号にはおまけ「まどをあける本」がついているのです。どこまで本を買うつもりだ……と我ながら思いますが、心地よいエッセイを書かれるみなさんがどんな本を紹介してくださるのだろう、と思うとわくわくします。
もうひとつは、ついさっき読んだ note のエッセイ。
飲食業の話として書かれているけれど、飲食業だけに限らないと思いました。以前読んだ『「顧客消滅」時代のマーケティング』でも書かれていたように、コロナ禍は本物しか選ばれなくなる時代が来るまでの時間を短縮しただけで、これが落ち着いたからといって元の世界に戻るわけじゃないから、今のうちに努力したほうがよさそうです。それが、私にとってはTOEICかもしれないし、違うかもしれないけれど。
それにしても、考えなきゃいけないことが多くて、脳みそから湯気が出そうです……。
読むつもりがなかったものを読み始める
違う本を読むつもりが、気づいたらこの本を読んでいました。机の横の「そのうち読む本」の山に置いていたものです。
読書管理アプリ Bookly の記録によると、2019年11月に40ページぐらい読んだあと、今日まで積んでいたようです。年季の入った積ん読本だなぁと思ったものの、ちょうどいいタイミングで読むのを再開できたと思っています。
科学を学ぶ意義は、相手の話を鵜呑みにして「だまされた!」なんてことがないよう、物事を批判的に考える習慣の土台作りにつながることで、だからこそ、「こんなの学んでも役に立たない」と放棄しないほうがいい。わかってはいるけれど、忙しかったり、面倒だったりするとつい調べるのを怠って、ついわかりやすい情報に飛びつきすぎないように気をつけないといけません。とはいえ、気になることすべてに同じだけ力を注ぐのも難しいわけで、もどかしかったりします。解決策はないけれど、目の前の気になったことから丁寧に調べて考えることを続けることが大事ですね。
ちくまプリマー新書なので、対象は中学・高校生向けの内容ですが、書かれていることは大人にも参考になることが多いです。特に苦手意識があるジャンルは、大人向けの新書より学生向けの新書から読むことが多いです。
ちなみに、読もうと思っていた本はこちらです。
データ分析の方法としてランダム化比較試験(RCT)の紹介と、その限界について述べられた本です。「ランダム化比較試験」という名称、たまにワクチン関連のニュースで見聞きしているので、てっきり医療独自の分析手法だと思っていたのですが、商品開発などでよく行われる「ABテスト」はランダム化比較試験のことなんだそうです。本書を読むまで知らなかった。
ランダム化比較試験を意義あるものにするためには、事前のグループ分けが恣意的にならないようにすることが大切で、そのためにどんなことが必要なのか、事例の中で解説されています。それを読みながら、以前仕事でやった「ABテスト」はここまで厳密にグループ分けをしていなかったから、ぼんやりした結論しか出しようがなかったのかと気づきました。
ランダム化比較試験の本、実はもう1冊持っているのですが、それはまた後日。