『暮らしの図鑑 文房具』を読みました
『暮らしの図鑑 文房具』読み終えました。Part 1のインタビューだけでなく、コラム(文房具の基礎知識)もPart 2の新定番文房具の紹介も、読んでいてとても楽しくなる文章でした。ときどき文房具を愛用しているからこそ綴られる言葉もあって、何度も「そうそう!」とうなずいていました。
文房具の基礎知識は、紙のA判とB判の違いや印刷技術といった細かい情報も載っているし、最後には箔押しや活版印刷の文字を鋳造などの工場見学まで載っていて、さすがに「図鑑」と言うだけのことはあるなぁと思う充実っぷりでした。
文房具や手帳活用の本は、読んでいて楽しい反面、ともすると「わたし、こんなふうにできない……」と、うっかりダークサイドに落ちそうになるので、書店で手にとっても棚に戻してしまうことが多いです。本書にもノートや手帳の事例が載っているけれど、それがあまり目立っていない(インタビューのほうが分量多いからかも)せいか、ただただ「文房具楽しいよ!」が伝わってくる本でした。
だからこそ、文房具沼にするっと落ちてしまいやすい本かもしれません。楽しそうな要素しかないですから。ちなみに、私は今のところ万年筆沼が危険スポットです。いや、本のことで頭がいっぱいなので、そうそう簡単に落ちることはないと思いますが。
フルリモート勤務になったので、本は自宅で読むことがほとんどです。以前は電車で読むことが多かったので、フィルム付箋を使っていましたが、自宅だと心置きなくメモを取れるので、紙のふせん(細いのと、名刺くらいの大きさのもの)を使っています。
気になった段落にぺたぺたと細い付箋を貼りつつ、そのときに浮かんできた言葉があればそこに書き込みます。たくさん書きたいときは、別途名刺サイズの付箋を貼り、そばにあった筆記具で書き込んでいます(上の写真で、上に細い付箋、下に名刺サイズの付箋がついているのが少し見えています)。
この使い方に気づいたのはつい最近のことです。読んでいる最中に思い浮かんだことをどうすれば素早くメモできるかを考えていたので、ちょうどいい方法に気づけたのはとてもうれしかったです。付箋を貼ったところとメモは、読み終えたあとEvernote に全部転記します(付箋を貼ったままだと本が傷んでしまうので)。中でも印象に残った言葉は、EDiTの読書ノートに書いています。時間がかかりすぎるのと、読んだ本の中からつながりを見出していくには不便なので、やり方を変えたいなぁと思っているところです。