ぼんさいメモ

読書と英語学習、そのほかいろいろ

先日のTOEIC受験を振り返る

先日TOEICを受験したとき、昨年秋に受験したフランス語検定5級で得た気づきをTOEIC対策に活かしてみようと考えていました。違う言語だし、テストの性格も違うので、無謀と言えば無謀ですが、「語学学習」であることに変わりないし、困るのは自分だから失敗しても問題ないか、と思いまして。

 

今回の受験では、模試本(公式のものではない)を中心に、苦手意識克服のために『読解特急6 トリプルパッセージ編』を使って学習しました。

 

これまでの受験では、TOEIC対策として使うなら公式問題集を使ったほうがいい、という中村燈子先生のアドバイスを守っていました。でもフランス語検定のとき、公式問題集を使わなくても合格に必要な力を習得できたので、「もしかして、TOEICも公式問題集を使わなくてもそこそこいけるのでは?」と思いつき、とある会社の問題集を利用してみようと思ったんです。

 

受験後、教材を絞りこんで対策するなら公式問題集のほうがやっぱりよかった、と思いました。特に、Part 2の正解選択肢のひねり方は実際のTOEICと異なることを受験中に感じてしまい、「やっぱり公式が一番だったな」と心の中で苦笑いしていました。この違い、以前TOEICを頻繁に受験していたときにはまったく気づかなかったので、絞って学習してきたからこそつかめたこと、かもしれません。次の受験は1年後にするつもりですが、そのときは迷いなく公式問題集を使うつもりです。

 

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やけにボロボロなのは、一時期湯船につかって読んでいたからです……。

『読解特急6』は、Part 7 のトリプルパッセージへの挑み方がわからず、いつも慌てふためきながら解いているので、ちょっとは落ち着いて解けるようになりたいと思ったからです。もともと特急シリーズのなかでも『読解特急』が一番好きで、Part 7対策で途方に暮れたときに愛用していました。

 

初めて解いたときには気づかなかったのですが、本書の後半に出てくるいやらしい問題(1つ目の文書がイベントの紹介や過去の著書リスト。その中の要素を比較して、共通点や相違点を見つけないと正解できない)が登場します。何度も解きながら、1文書目にこういう文書がきたら、各項目を比較しながら読んだほうがいいかもとか、問題文を読む前に設問を見て着眼点を確認したほうがいいかもとか考えていました(着眼点の確認はできなかったけれど)。

 

本番でどのくらい正解できたかはわからないけれど、練習の甲斐あってトリプルパッセージは今まででいちばん落ち着いて解くことができました。どんな形であれ、学習した成果はつかめるもの、と実感したTOEICでした。

 

そうそう、今回、単語集は使っていません。単語集では覚えていたはずなのに英文に出てくると意味が思い浮かばないことが多かったのと、フランス語検定のときに単語と意味を覚えるのに違和感があり、途中でやめてしまったのが理由です。