ぼんさいメモ

読書と英語学習、そのほかいろいろ

積ん読の中から、読みたい本がもう1冊

『知的生産の技術』ようやく読み終えました。

 

読み始めたときから、ひらがなが多いことが気になっていたのですが、意図的にそうされていたことが最後のほうでわかりました。本当はもっと増やしたいけれど、増やしすぎると読みにくくなってしまうジレンマも抱えていらしたようです。

 

ただ、それは当時の原稿執筆が「手書き」か「ひらがなタイプライター」のどちらかしかなかったからかもしれません。そのほかの著作ではもう少し漢字使用率が増えているのかも、なんてことを考えていました。実は1冊、気になっている本があるんです。大きな本屋さんに行く機会があったら見てこよう。

 

www.chuko.co.jp

 

関連して、「原稿は原稿用紙に書くべし」という梅棹先生の悩み(嘆き、かも)も、パソコンや印刷技術の進歩によって解消されたかなぁ、と思いました。いや、でも、「何文字書いたか把握しづらい」とか思っていたりして。

 

さて、『知的生産の技術』を読んでいる最中に気になった本がありました。

 

bonsaimemo.hatenablog.com

 

これに加えてもう1冊、「次はこれを読もう」と思った本が出てきました。ちょうど、最後のほうに書かれていた「文章」の項目を読んでいたときのことです。

 

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『理科系の作文技術』(木下是雄著/中公新書

このほかにも文章の書き方に関する本を持っていますが、まっさきに浮かんだのは本書でした。

 

仕事で他の人が書いた文章を読むことが多いのですが、簡潔で読みやすい文章を書く方にあまり出会えません。同じ言葉を必要以上に繰り返したり、直接関連性のない情報を盛り込んでいたりして、読んでいる途中で疲れてしまうことが多いです(ただ、それはもしかすると「Webメディアあるある」なのかもしれません)。

 

梅棹先生も書かれていましたが、わかりにくい文章を何度も読んでもらえるほど時間に余裕がある人は少ないと思います。わたしも人のことばかり言ってないで、自分の文章をわかりやすく、簡潔に書く練習をしよう、と思いました。