ぼんさいメモ

読書と英語学習、そのほかいろいろ

休日をのんびり過ごす

有休をとっていましたが、用事がなくなったのでお昼過ぎまで本を読んで過ごしていました。

 

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『値段がわかれば社会がわかる』(徳田賢二著)

モノの値段がつく仕組みから、経済の仕組みを学んでいく本です。中・高校生向けの本だと思いますが、経済学に苦手意識がある大人(私)にも役立つ本でした。読みながら、スーパーの野菜コーナーを思い浮かべると、ちょっと面白くなるかもしれません。

購入後、しばらく経ってから表紙がバーコードなのに気づきました。

 

この本を買ったのは、出社して会議に参加した日でした。帰りに本屋さんに行って、もともと買うつもりだった本を見つけたあと、レジに並ぶ直前にこの本が目に入りまして。ちょうど、会議で気になったのが「値段の付け方」だったので、これも何かの縁、と思って購入しました。

 

値段はかかった費用が回収でき、かつ、ある程度利益が出る「理想的な金額」を算出しますが、実際には競合の存在や消費者の関心によって理想を押し通せないことがあります。差別化できる要素があれば、値段を下げなくても売れそうだけど、そうでない場合、値段を下げることでしか差別化できるものがなくなります。だから、自社のサービスで差別化できる要素が何かを考え抜くことは今後ますます重要になるだろうと感じました。

 

自社では全然できていないどころか、本書で指摘されているように差別化要素がないので、値段が安いことをウリにしたり、強引に値切られたりするのだろうと思います。もちろん、これから差別化要因を生み出せばいいのです。でもなんとなく、生み出すにも体力(資金とか、人材とか)が必要な気がして、すでにヨレヨレになりつつある会社の場合はどうしたらいいものかなぁと考えているところです。

 

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『医者は患者の何をみているか』(國松淳和著)

この本、私には難しかったです。理解できたのか、今ひとつピンときません。検査をしても不調の原因がわからない患者さんを前に想像力を働かせたり、全体を眺めるような視点で事象を眺めたりしながら、不調の原因を探っていく話……だと、思います(自信なし)。

 

とはいえ、面白くなかったわけではないし、読み終えたあと「数学と物理(特に物理)が少しわかったら、世の中の見え方が変わるのかもしれない」と、苦手科目にもう一度向き合ってみたいと思えたので、読めてよかったです。まだ買っていないけれど、『物理学者のすごい思考法』(橋本幸士著/集英社インターナショナル文庫)が最近刊行されているので、もう少し積ん読が減ったら読んでみるつもりです。

 

読書のあと、ふらっと文房具屋さんに行って、ずっと気になっていた万年筆(パーカー51とラミーダイアログ3)の試筆をしてきました。パーカー51はデザインがかっこよくて素敵だったけれど、私の手にはなじまなかったです。一方、ダイアログ3は特に期待していなかったのですが、握ったときの手の吸い付く感じとか、重さのバランス(重すぎず、軽すぎない)もぴったりでした。いい万年筆はやっぱりいい、と実感しています。

 

そういえば、万年筆コーナーが平日の割にとても混んでたんですけど、今って万年筆ブームなんでしょうか。

 

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